Amazon Inspectorとは?
Amazon Inspectorは、AWS環境のセキュリティ評価を自動化するサービスです。EC2インスタンス、コンテナイメージ、Lambda関数など、AWS上のさまざまなリソースを継続的にスキャンし、既知の脆弱性や意図しないネットワーク露出などを検出します。
このサービスは、CVE (Common Vulnerabilities and Exposures) データベースやセキュリティのベストプラクティスに基づき、潜在的なセキュリティリスクを特定します。検出された問題は、深刻度に応じて優先順位が付けられ、詳細なレポートと修復ガイダンスが提供されます。
はじめかた
https://ap-northeast-1.console.aws.amazon.com/inspector/v2/home?region=ap-northeast-1#/get-started

ダッシュボード

ネットワークスキャン
Amazon Inspectorを有効化するとネットワーク上のEC2についてスキャンを行い、ネットワークからわかる脆弱性を検出します。

結果のエクスポート
S3のバケット
S3のバケットを作成してポリシーを以下のようにします
{
"Version": "2012-10-17",
"Statement": [
{
"Sid": "Allow Amazon Inspector to add objects to the bucket",
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"Service": "inspector2.amazonaws.com"
},
"Action": [
"s3:PutObject",
"s3:PutObjectAcl",
"s3:AbortMultipartUpload"
],
"Resource": "arn:aws:s3:::バケット名/*",
"Condition": {
"StringEquals": {
"aws:SourceAccount": "アカウントID"
}
}
}
]
}
KMS
Key Management Service(KMS)を開いてキーの作成を選択します

そのまま次へ


キーポリシーを編集して以下を追加してください
{
"Sid": "Allow use of the key",
"Effect": "Allow",
"Principal": {
"Service": "inspector2.amazonaws.com"
},
"Action": [
"kms:Encrypt",
"kms:Decrypt",
"kms:ReEncrypt*",
"kms:GenerateDataKey*",
"kms:DescribeKey"
],
"Resource": "*"
}
こんな感じで後ろに付け足します

最後に作成を完了してください
エクスポート
検出結果から「検出結果をエクスポート」を選び

先ほど作成したS3のバケットとKMSのキーを選択して、「エクスポート」ボタンをクリックします

このようにバケットにエクスポートされました

ダウンロードするとCSVで脆弱性を確認できます

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