EVTX Security Viewer 使い方ガイド

概要

以下の本で解説しているイベントログの中身を見るソフトウェア(EVTX Security Viewer)として開発されています。

  • Windows イベントログ 大全集 前編
Windows イベントログ 大全集 前編:FREES
Windows Event Logは、Windowsオペレーティングシステムの重要なコンポーネントであり、システムの動作やセキュリティに関する情報を記録するための機能です。本書では、Windows EventLog の中でも特にセキュリティ...

EVTX Security Viewer は、Windows セキュリティイベントログ(.evtx)を ブラウザ上で解析・可視化するツールです。 ファイルはサーバーに送信されず、すべてローカルで処理されます。

URL: https://evtx.frees.jp/


目次

  1. ファイルを開く
  2. 解析中の画面
  3. イベント一覧を確認する
  4. カテゴリでフィルタリング
  5. イベントIDで絞り込む
  6. イベント詳細を確認する
  7. システムユーザーを非表示にする
  8. ログオン失敗グラフ
  9. 言語切替
  10. 別のファイルを開く

1. ファイルを開く

EVTX Security Viewer のトップページ。中央にファイルのドロップ&クリックエリアが表示されています。

ブラウザで にアクセスすると、ファイルアップロード画面が表示されます。

  • .evtx ファイルをドラッグ&ドロップするか、エリアをクリックしてファイルを選択してください。
  • 対象ファイルは Windows の C:\Windows\System32\winevt\Logs\Security.evtx などです。
  • ファイルはブラウザ内のみで処理されます。外部に送信されません。

2. 解析中の画面

ファイルを選択するとすぐに解析が始まります。プログレスバーで進捗が確認できます。

ファイルを選択すると即座に解析が開始され、プログレスバーが表示されます。

  • 大きなファイル(数十 MB 以上)でも、イベントはストリーミングで順次表示されます。
  • 解析中でも、すでに読み込まれたイベントを確認・フィルタリングできます。

3. イベント一覧を確認する

解析完了後、読み込んだイベント件数がバナーに表示されます。左側のナビゲーションでカテゴリを切り替えられます。

解析が完了すると、上部にバナーで「読み込み完了」と件数が表示されます。

テーブルの各列:

内容
日時イベント発生日時(ローカル表示)
イベント IDWindows セキュリティイベントの識別番号
レベル情報 / 警告 / エラー
コンピュータログを記録したホスト名
ユーザー対象ユーザーアカウント

仮想スクロールに対応しているため、数万件のイベントでも快適に操作できます。


4. カテゴリでフィルタリング

イベントテーブルには日時・イベントID・レベル・コンピュータ名・ユーザーが一覧で表示されます。行をクリックすると詳細が開きます。

左側のナビゲーションパネルでカテゴリを選択すると、関連するイベントIDに絞り込まれます。

主なカテゴリ:

  • ログオン/ログオフ — 4624, 4625, 4634, 4647 など
  • プロセス追跡 — 4688(プロセス作成), 4689(プロセス終了)など
  • アカウント管理 — 4720(アカウント作成), 4726(アカウント削除)など
  • ポリシー変更 — 4719(システム監査ポリシー変更)など
  • 特権使用 — 4672(特権ログオン)など

5. イベントIDで絞り込む

カテゴリ「ログオン/ログオフ」を選択すると、関連するイベントだけに絞り込まれます。

カテゴリを選択した後、さらにサブカテゴリ・イベントIDボタンをクリックすると 特定のイベントIDのみを表示できます。

4624(ログオン成功) を選択した例:

  • ログオンタイプ(インタラクティブ/ネットワーク/リモートデスクトップ等)が列に追加されます。
  • 接続元 IP アドレスも表示されます。

6. イベント詳細を確認する

イベントID 4624(ログオン成功)に絞り込んだ状態。ユーザー名・ログオンタイプ・接続元IPが表示されます。

テーブルの任意の行をクリックすると、モーダルでイベント詳細が開きます。

モーダルの構成:

  1. システム情報 — 日時・イベントID・レベル・コンピュータ・ユーザー・説明
  2. イベントデータ — LogonType, SubStatus など各フィールドを人間が読める形式で表示

%%8272 のような Windows メッセージ ID も自動的に文字列に変換されます

  1. RAW JSON — 元データをそのまま確認できます(コピー&ペースト可能)

Esc キーまたはモーダル外クリックで閉じます。


7. システムユーザーを非表示にする

イベント行をクリックするとモーダルで詳細情報が表示されます。システム情報・イベントデータ・RAW JSONの3セクション構成です。

テーブル上部の「システムユーザーを非表示」チェックボックスをオンにすると、 SYSTEMLOCAL SERVICENETWORK SERVICE などのビルトインアカウントを除外できます。

実際のユーザー操作に関連するイベントだけを確認したい場合に便利です。


8. ログオン失敗グラフ

「システムユーザーを非表示」チェックを入れると、SYSTEM や LOCAL SERVICE 等のビルトインアカウントを除外できます。

イベントID 4625(ログオン失敗)を選択すると、失敗理由の内訳を示す円グラフが表示されます。

  • 不正なパスワード・アカウントロックアウト・存在しないアカウントなど、失敗の傾向を把握できます。
  • ブルートフォース攻撃の調査に役立ちます。
  • 「▲ グラフを隠す」ボタンでグラフを折りたたむことができます。

9. 言語切替

イベントID 4625(ログオン失敗)を選択すると、失敗理由の内訳グラフが表示されます。ブルートフォース攻撃の検出に役立ちます。

右上の EN / 日本語 ボタンで表示言語を切り替えられます。

  • カテゴリ名・イベントの説明・各種ラベルが英語に切り替わります。
  • イベント詳細モーダルの見出しも切り替わります。

10. 別のファイルを開く

右上の言語切替ボタンで日本語/英語を切り替えられます。

右上の「別のファイルを開く」ボタンをクリックすると、 すべての状態がリセットされてファイル選択画面に戻ります。

現在のセッション中はブラウザタブを閉じてもデータは保持されませんが、 ページをリロードすれば再度ファイルを選択できます。


まとめ

EVTX Security Viewer を使うことで、専用ツールのインストール不要で、 Windows セキュリティイベントログをブラウザ上で素早く解析できます。

  • ファイルはローカル処理のため、機密情報を含むログも安心して利用可能
  • カテゴリ・イベントID・ユーザーフィルタを組み合わせて効率的に絞り込み
  • 詳細モーダルで個々のイベントを深掘り

セキュリティ調査・インシデントレスポンス・監査業務などにご活用ください。


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