プロジェクト作成
新規プロジェクト作成
プロジェクト作成には、以下のコマンドを実行するとプロジェクトが自動的に作成されます。
poetry new <プロジェクト名>
プロジェクト名をtest-projectで作成すると
C:\Users\ユーザ名>poetry new test-project
Created package test_project in test-project
C:\Users\ユーザ名>cd test-project
プロジェクトの中はこのようになっています
test-project
├── pyproject.toml
├── README.md
├── poetry_demo
│ └── __init__.py
└── tests
└── __init__.py
pyproject.toml
pyproject.tomlを開いてみます
[tool.poetry]
name = "test-project"
version = "0.1.0"
description = ""
authors = ["username"]
readme = "README.md"
packages = [{include = "test_project"}]
[tool.poetry.dependencies]
python = "^3.10"
[build-system]
requires = ["poetry-core"]
build-backend = "poetry.core.masonry.api"
pyproject.toml ファイルは、Python Poetry が使用する設定ファイルです。Pythonプロジェクトのメタデータと依存関係を定義するために使用されます。このファイルには、以下のようないくつかのセクションがあります。
- tool: プロジェクトの管理に使用するバージョンなど、Poetry 自身に関する情報が含まれています。
- project: プロジェクトの名前、バージョン、説明など、プロジェクトに関する情報が含まれています。
- dependencies: 直接および間接的な依存関係を含む、プロジェクトの依存関係がすべてリストアップされています。依存関係はバージョン番号で指定するか、バージョン制約を使用することができます。
- dev-dependencies: 開発またはテストにのみ必要で実稼働には不要な依存関係をすべて列挙します。
- scripts: パッケージのカスタムコマンドを定義することができ、poetryの run コマンドを使って実行することができます。
- extra: パッケージのカスタムセクションを定義することができます。
pyproject.toml ファイルは、Poetry が Python プロジェクトの依存関係、パッケージのバージョン管理、配布を行うために使用されます。
プロジェクトの全ての依存関係とメタデータが保存される中心的な場所で、Poetry がプロジェクトに関連する全てを組織的に扱えるようにするためのものです。
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