OSV-Scannerで脆弱性を見つけよう!OSS利用のリスクを最小限に抑える方法
あなたのソフトウェアは大丈夫? 知らないうちに潜む「脆弱性」の影「うちのシステムは安全だろうか?」 「使っているオープンソースソフトウェア(OSS)に、危険な弱点はないだろうか?」ソフトウェア開発に携わる皆さんなら、一度はこんな不安を感じたことがあるかもしれません。現代のシステムは、非常に多くのOSS製品や、自社で開発した独自のコードが複雑に組み合わさってできています。まるで、たくさんの部品を組み合わせて作られた精密機械のようです。脆弱性、そのままにしていませんか?しかし、もしその「部品」の一つにでも、外部から不正に侵入されたり、システムが誤動作したりするような「脆弱性」(セキュリティ上の弱点)が隠れていたらどうでしょう? その脆弱性が原因で、大切なデータが盗まれたり、サービスが突然停止したりするリスクが常に存在することになります。「脆弱性があるのは知っているけど、どこから手をつけていいか分からない…」 「使っている何百、何千ものパッケージの中から、どれに脆弱性があるかなんて、とてもじゃないけど特定できない…」そう感じるのも無理はありません。膨大な量のコードやライブラリの中から、自力で脆弱性を見つけ出すのは、まさに大海から一粒の砂金を探すようなもの。非常に難しく、時間のかかる作業です。そこで頼りになるのが、Googleが提供する「OSV-Scanner」です!私たちは、この見えない不安を解消し、より安全なソフトウェア開発を支援するための強力なツールをご紹介します。それが、Googleが提供するOSV-Scannerです。このツールは、皆さんのプロジェクトが抱える潜在的な脆弱性を効率的に見つけ出し、対処をサポートするために設計されています。次章では、このOSV-Scannerがどのようなツールで、どのように皆さんの脆弱性管理を強力にサポートするのかを詳しく見ていきましょう。
2025.08.02
Blog対あり技術部(技術系)